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現代の長屋

この敷地は、間口が狭く奥行きに長いという住宅密集地において典型的な形状をしている。

この敷地において求められた要望の中で、敷地内駐車5台の確保 ということがプランの大きなウエイトを占めた。これにより1階の殆ど が駐車スペースとなる為、建物全体のグリッドは乗用車のサイズ及 びドアの開閉に支障が無い位置とし、上層階ではそのグリッドに住 居部分を嵌め込んで行くという、通常とは反対の設計手法を取るこ ととした。

住居部分では、隣地住宅が敷地一杯まで建築されている事もあり、 東西方向からの採光は殆ど期待できなかった為、南からの太陽光 を出来る限り建物奥まで届くよう大きな開口と吹抜を設けた。また、 その吹抜に面したスペースは出来る限り間仕切りを無くし、吹抜の 光を余すことなく受け止めれるように考慮した。

建築場所 静岡県
用  途 専用住宅
構造規模 鉄骨造3階建
敷地面積 91.55m²
建築面積 59.95m²
延床面積 164.96m²

設計監理担当:大矢雅祥、木村真輔(旧所員)


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