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住宅地の緑

焼津市の郊外に位置し、10数年前に区画整理事業により整備された静かな住宅地に建つこのU邸は、居間での生活を最も重視して計画されている。  

住宅の機能として最も大切なのは「家族の居場所」をつくることであり、その場をいかに魅力的に用意するかにある。 特に家族が揃って過ごせる時間は、子供が社会へコミュニケーションの場を移す前までが最 も多いとすれば、日々の何気ない日常生活が凄く大切なものだと思えてくる。

無論、個々に疲れた体を休めるプライベートな空間や一人で思いにふける場も必要であるが、「住まい」と「家族」の繋がりを強く求めれば、この住宅のように、家族が集う場所を重視した設計になる。

住宅設計においてイメージしなければならないのは、豊かな空間が家族の為の時間を生み出し、自然に日常も心地よく共有できる空間を提供することではないだろうか。

建築場所 専用住宅
用  途 専用住宅
構造規模 木造2階建
敷地面積 194.77m²
建築面積 110.23m²
延床面積 158.23m²

設計監理担当:大矢雅祥


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