ナナメに構える

建設の敷地面積に少し余裕がある場合、周辺の建物に倣って平行に並べる必要はない。

敷地の中で根拠となる角度を決め、建物の軸に角度を持たせることで、建物自体が専有する以外の場所が有効利用出来ることにも繋がる。

この建築は、敷地内でメインルームをナナメに置く事により様々な利点を得ることに繋がった。

メインルームと家事ルームとの関係やアプローチや駐車場に於いても、角度が付いたことによって利用度やサイズの割り振りも非常に上手く収めることが出来た。

庭に関しても、周辺建物とは少し違った方向から眺める結果、ナナメに構え意図が建物への波及が面白いように広がっている。

設計監理担当：大矢雅祥、石岡幸浩（旧所員）