メインイメージ

土間と縦庭の家

静岡の清水港に近い幹線道路沿いに、この家は建つ。周辺は、商業施設、店舗、住宅が入り混じる生活し易い地域と言える。

この家の最大の特徴は、建築が庭を抱えているということだ。

計画地は車、自転車、歩行者と様々な人が行き交う交通量の多い道路に面する為、道路からの騒音、視線を和らげる意図として住居との間に中間領域(縦庭)を設けている。吹抜け形状の縦庭は、緩衝帯としての機能であり周辺環境と生活空間を柔らかく繋げるている。その緩衝帯により、居室の窓を大きく開口していても視線を遮り、外部からの騒音も壁により柔らかく変換されるよう意図した。

室内の細部にあたっても、クライアントとの協議を重ね、生活のシーン 一つ一つを楽しめるような素敵な空間となった。

 

 

 

建築場所 静岡県
用  途 住宅
構造規模 木造2階建
写真撮影 スタジオメロス

設計担当:中村静香、大矢雅祥


back