川沿いの家
環境や地域性を読み解き、設計に落とし込む。これは設計の醍醐味でもあり、もっとも大切なこと。
この住宅は、大きな川沿いに位置する。周辺環境の豊さは、勿論のこと。街から離れており静かな住宅地と言える。ただ川沿いとあって、風の強い地域ではある。よって風の方向を意識し、建物形状をも考慮している。
間取りに関しても、風や強雨の影響を直接的に受けないよう大きな上屋の下に玄関を配している。また小さな中庭も、風を影響を軽減させている。この住宅は言わば、環境から導かれた形や間取りとなっている。
風土や周辺環境を読み解く設計は、意図して簡単な創意であると言える。素直に環境に従うことは、様々に自然の影響を受けられる様相となるのではないだろうか。。。そんな住まいとなった。
建築場所 | 静岡県 |
---|---|
用 途 | 住宅 |
構造規模 | 木造2階建 |
写真撮影 | スタジオメロス |
設計担当:中村静香、大矢雅祥