消えゆく名建築…

2022.04.20


先日…東京に行った際、気になり立ち寄ってきました。銀座8丁目にある奇妙な外観をした「中銀カプセルタワービル」は、12日から解体が始まったようです。

この建築は、建築家 黒川紀章(1934〜2007)が手掛けた世界初のカプセル型集合住宅で、「メタボリズム建築」を代表する作品です。

建物は2本のタワーで構成されており、各タワーに合計144個のカプセルユニットが取り付き、未来を思わせる立ち姿は、解体途中であっても建築のパワーを感じさせるものでした。

中銀カプセルタワービルをめぐっては、保存の検討もされましたが、老朽化を理由に解体が決まりました。一部、数個のカプセルユニットは美術館等で保存が決まっているそうですが…

建築には寿命がありますから、先人達が残した名建築は徐々に失われつつあります。

仕方のないことではありますが、名建築が失われる際には、現代の我々が何を記憶し、何を振り返り、何を引き継ぐのか考える機会したいと思います。

是非、内観を見てください。

リンクを貼り付けておきます。

https://bijutsutecho.com/magazine/insight/24920/pictures/5

 

 


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