芸術家に教わること

2014.06.09


現在、当方のエマギャラリーでは、「奈木和彦、近作展」を開催しております。

彼の作品が、家の中で一番に合う空間を選ぶとならば、床の間が似合います。

どうしてか、当然に絵の魅力と緊張感からも、そう思うのですが…。

勿論、絵と向き合うには、静かな場所というのは当然ですが、気持ちを静めるとき、

また考えを整理するときに、こういった場所が住まいの中に必要かと思うのです。

また絵を購入された方は、毎日に気持ち余裕を持たせる為や自分自身を改めて認識するために

我が家に飾る絵を購入されていると思います。

床の間は、住宅で唯一、精神性をおびた空間だと言っても良いかと思います。

現代の住宅は、和室を必要としない方もあります。

当然に必要でなければ設けなくても良いのですし、私共も設計の内容には盛り込みません。

ただ、トランスタイルの設計には、その床の間的なものをどこかに用意しております。

設計を依頼された方、また当方設計の家に住んでおられるお施主様、

なんとなくお分かりになりますでしょうか。

毎日の生活の中で、気持ちをリセットしてくれる空間には、

空間の大きさも豪華さも必要ありません。ただただ、落ち着く場があると良いのです。

そういえば、我が家の床の間には、何も飾っていない。どうしようかな~。

ohya


ふれあう

2014.06.06


手が触れるところ、足が触れるところ、出来る限り本物の素材で作るようにしています。

手摺もそのひとつ、住いと住人とのスキンシップですので。

Nakamura


背中姿

2014.06.04


 

「要の階段」 の記事で書いた住宅の外部足場が取り外されて、建物全体の姿が見えてきました。

写真は建物で言う背面側の姿です。なかなか良いバランスで出来ていてうれしいです。

私は、見えない部分や背面であっても、どこから見ても綺麗な姿に作りたいと思い設計をしています。

4枚の窓が並んだ部分が、要となる階段がある場所です。夜、照明が灯りった時、この窓から見える中の姿も楽しみです。

 

Nakamura


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