白の家のパティオ
本計画は土地探しから始まった。長年過ごした慣れ親しんだ場所、利便性の良い場所、自然を感じることができる豊かな場所。家族によって希望する場所は様々である。のびのびとした周辺環境である本計画地も、根気よく探し見つけた土地である。ひとつの問題点があるとすれば、敷地の南側に隣接したアパートであり、視線のコントロールが求められた。
南の日を得るため東西長いボリュームとし、居室を配置した。アパートからの視線を遮るために、居室の向かい側(アパート側)に高さを持ったボリュームを配置し屋根形状を片流れとすることで、南側の採光を得る構成とした。敷地南側に片流れのボリュームを配置することで、パティオ(中庭)が生まれた。
パティオでは家主の趣味であるバイクを置いたり眺めたり、家族でバーベキューをしたり、朝ごはんを食べたり、、、。家族の楽しみが滲みだす場となった。
建築場所 | 静岡県 |
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用 途 | 専用住宅 |
構造規模 | 木造2階建 |
写真撮影 | スタジオメロス |
設計担当:中村静香、大矢雅祥