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光のコート

市街地から程近い住宅街の一角に位置し、敷地西側が道路に面する以外、 南、東、北の3面を住宅に取り囲まれた敷地である。

採光や通風を確保するため家族が最も長い時間過ごすであろう居間空間を 中心としたブロックを敷地北側境界に沿って配置し、空いた南側の空間に コートを設けた。このコートは隣家と適当な距離を保ちながら互いのプライバシーを 守る空間的クッションであり、
また、内部空間に広がりを持たせる為の空間でもある。

コートに面して設けられた居間は大きな吹抜空間とした。地窓からはコートの風景を、 高窓からは太陽光を効果的に取り入れ、季節の移ろいや時間の経過を空間に 刻み込むことで、居間に集う時間をより魅力的なひとときになるよう考慮した。

建築場所 静岡県
用  途 専用住宅
構造規模 木造2階建
敷地面積 132.39m²
建築面積 71.99m²
延床面積 122.79m²

設計監理担当:大矢雅祥、木村真輔(旧所員)


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