日本家屋の保存

2018.02.04


昨年末にプレゼンテーションをさせて頂きましたご家族様から設計のご依頼を頂けました。
誠に有難うございます。この計画は、敷地中央にある築100年近い日本家屋のある家の保存と新しい住まいの模索をしていくことになりました。
築100年近くともなる住まいは、今日の住宅と比較されても素晴らしい素材と職人の技術で出来ております。
ただ現在の耐震性や劣化対策などの面は、後世に残すために様々な箇所を改修していく必要があります。
残すべき家があり、そして残そうとするクライアントが居なければ、こういった価値のある家は減少していく一方です。
この地で100年前には設計事務所という存在はなかったかと思います。当時は棟梁が全てを計画し造り上げてきたことが、今では分業となっております。
建築産業が取り巻く変化も戦後、著しく変化し現在に至ります。
例えば、長い年月に耐えてきたこの家は、釘や金物やコンクリートも使用されておりません。
様々な工夫と知識が必要となるかと思いますが、この地に居られる専門的な技術者と協議し、もう100年を持たせるそんな仕事になるようにしたいと思います。
さぁ、今までにないお仕事となりますが乞うご期待!とされてください。

ohya


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