庭と建築

2014.06.27


常々思うのですが建築は、様々な形ある思いを終結することの出来きる大きな器だと感じております。例えば家具や食器、お気に入りの絵画までも、建築は全てを収めなければなりません。

勿論、建屋の中は、安全かつ使い易さにも優れていなければなりません。ただ強靭な箱に全て納めれば済むということでは人が暮らす空間にはなり得ませんし、閉鎖感を排除するために外部を旨く取り入れることが必ず必要となります。

古くから日本には、「庭」という概念あります。これは日本ならではの美的感覚より独特な文化としても継承されているものであります。私共の設計も、この庭の重要な役目を持たせるため、積極的に打合せから内部と外部の関係性をお施主様交え協議しております。

最終的には、作庭家の方が気持ちを形にして頂き、住まいにも、また住まい手の気持ちにも豊かな作用を生み出せるよう試みております。

明日から当方の運営するエマギャラリーで、作庭家の西村直樹さんの個展が開催されます。

開催期間は、6月29日(土)~7月13日(日)までとなっております。

現代の庭師が、何を感じ、思うのか、個人的にも楽しみな個展です。

是非、皆様も西村直樹さんの作庭の世界観を堪能してください。

ohya


地域と建築

2014.06.24


建築は、アート作品と距離を置き、クライアントの要望を形にするために様々な検討を重ねでいく作業でもあります。その中で、必ず行う作業があります。平面計画から始まり、空間の大きさ、各室との関係や外部内部の関係や、またその建築の置かれる環境や将来性までを読み取ってきます。

建築家は、この様々な条件の中で良い建築をつくろうとしています。

ここに住んでみたいという地域の環境は、徐々に形成されていくものでありますが、その良し悪しは、勿論、道路整備から環境の保全対策も大きく影響しますが、立体的に環境を捉えるのであれば、良い建築の連続で成り立つほかないのです。

建築家の役目は、個々の要望に応えることも必要ですが、その地域が一つ進展するためのイメージも常に持ち合わせることも大切だと思います。

建築設計事務所の皆さん、共に頑張りましょう!

当事務所もスタッフ募集を続けておりますが、建築設計の職に就こうという方が減っている気が致します。勿論、これから建築家を目指す方々へは、建築設計を業としている私共が更に努力をして行かなければならないと常々思っております。

この地域で建築に興味のある方、是非、事務所を覗きに来てください。

詳しくは、本社(島田)は大矢が、藤枝事務所は、中村が対応致しま~す。

ohya


イレブン

2014.06.10


施工中の住宅の完成に向けて、多くの業者さんが現場で工事を進めてくれています。

内装工事に続いて、家具工事の据付が始まりました。

家具の量が多いと、とても贅沢な気分になります。

家具といっても、造作家具ですので我々設計士が描いた図面を基に作られたオリジナルの家具です。

その仕上の突板もまた、突板職人と打合せをしてつくっていただいたオリジナルの突板です。

もうこれだけで贅沢さがお分かりでしょう。

出来上がりを見たかったですが、これだけの業者さんが居ると、どの部屋に移動してもそれぞれの作業場になっており、

あまりウロウロしていると邪魔になってしまうので、職人の皆さんに労いの言葉をかけて足早に現場を跡にしました。

仕上段階になると、より一層多くの職人さんによって、一つの建物が完成することを実感します。

大変な仕事もあると思いますが、声をかけると皆さんとても気持ちの良い顔をして話をしてくださいます。

こんなすばらしい人たちに作って頂いて、私は本当にうれしく思います。

みなさん、ありがとうございます。 あともう少しですのでがんばりましょう!

 

改めて本日居た職人さんの人数を数えると、内外含めて11人も居ました。

W杯開幕までもう少し、日本代表にもがんばってもらいたい!

 

Nakamura

 


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