「解体って」

2022.10.21


昔、柱に背中をつけて身長を測りませんでした?

弟は、いつもズルしてたけどね…背伸びしてさ。

兄弟皆んな、柱に横線を引いて日付を記録しました。

住まいには、思い出と一緒に記憶が住んで居たんですよね。

建て替えのお施主さんだと最初に古家の解体があるでしょ。だから、老朽化で役目を終えた家でも、やっぱり解体されていく様を見れば、皆さん涙ぐむんです…。

でもね、そんな中…T工務店さんの丁寧な解体を見てると、お施主さんも感謝に変わってくんです。

T工務店さんの解体は、そんな不思議な魅力がありました。

解体は工事の一番最初。

言わば、工事リレーの第一走者。

数年前亡くなったT工務店の社長がよく言ってた。

俺が壊して、お前さんが造る。

当たり前の事なんだけど、なんか心地良かった。

さぁ、今日も頑張ろ。

 


「 バチュラーとヴァナキュラー 」

2022.10.20


若い女性にとって…

高学歴で年収高い医者や実業家で顔も整ったイケメンで体格も良い、このようなハイスペックな独身男性を「 バチェラー」と呼ぶそうです。

真逆的かつ、魅力的な男性像を考えると、学歴も年収も関係せず、ハイスペックでもなくモテる男性像になりますよね。

で、ふと思い出しました…

「 ヴァナキュラー 」といって建築では土着的で、その風土に適し建築芸術の新たな魅力を提示したヴァナキュラー的な発想があります。

つまり、その風土に対しオリジナルであること。自然体で、かつ、魅力的であればスペックや容姿は、その風土に対し見合ったものになる。

きっと、ハイスペックかつ現代的で持て囃される建築か、独自の世界観を持つオリジナルな建築かは、好みは寄って分かれる。

女性が男性を選ぶときの思考は、求める建築像と似ているかもしれない。

あんの話しか分からなくなりましたが…

ちょっと羨ましいですよね、バチュラー(笑)

さぁ、今日も一日、図面。

 


「丹下健三」

2022.10.19


日本は、世界に通用するような建築を日本で作りたいと言う夢は、丹下さんで初めて完成する。

丹下健三の代表的な作品として、「国立代々木競技場」や「広島平和記念資料館」などがあり、大規模で国家的な建築を多く手がけたことでも知られている。

この時代は、高度成長期の真っ只中、建築家は政治家のように国家に影響を及ぼす存在だった。

日本では「世界のタンゲ」と言われたように、最も早く国外でも活躍し、世界に認知された一人。

戦後、多くの国家プロジェクトを手がけ、次の世代の磯崎新、黒川紀章、谷口吉生、槇文彦など世界的建築家を育成したと評価されている。

写真は、丹下さんの作品の中で、僕が一番好きな建築。東京カテドラル聖マリア大聖堂。

キリスト教徒でなくても入れます。

騙されたと思って、これは一度見てください。一見の価値ありです!

入館は無料です。

 

 


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