「現場監督」
2021.09.07
藤枝の「たこまん藤枝本店」の現場からになります。
この現場は、木造で約300㎡。木造の現場では大きい方なんです。
建設に携わる方は御存知ですが、そうなんです。今、木材が手に入らないんです。
ですが…この現場、ウッドショックを忘れてしまうかのように、現場には次から次へと木材が搬入されます。
きっと現場監督さんの力量なんでしょう!
勿論、店舗ですのでオープン日の時間まで決められておりますから、こうした約束事に応えるのも現場監督。
私は、とても無理ですね…。
自分の仕事は設計ですので、自分だけの仕事であれば期日までに間に合わせることは私も出来ますが、、、
建設現場は、全ての業者さんのスケジュールを把握し、間に合わせることが出来なければなりません。
簡単に言うと「リレー」に似てます。
監督さんは、経験豊富であることも重要ですが、やはり最後はハートが熱いかどうかなんですよね。
各現場の監督さんと話しをしますが、そんな気がします。
監督を中心に動く現場は、時に厳しく、時に優しく、現場毎に違った雰囲気があって、現場は楽しいです。
チーク
2021.08.31
当方の設計では、住宅、施設に関わらず造作材として、様々な木材を使用しております。
国産では桧、杉。輸入材では、オーク、チェリー、チーク、ウォールナットと適材適所で使う場所や目的に応じて選定しております。
今回は、一番好きなチークを紹介します。
世界三大銘木のひとつで、世界中で愛されているチークは、見た目の美しさから家具材料や内装材として、またチークは天然オイルを含有していて耐水性に優れていることから、船のデッキ材や客室の内装に使用されて来ました。
人気の高さゆえ、あいつぐ違法伐採と、今では絶滅寸前までになったチーク。
世界中の天然チークは、ほとんど伐採されてしまい、現在では天然チークは、ミャンマーからのみ産出されているそうです。
当方事務所も、この貴重なミャンマーチークで窓を造作して頂きました。
そういえば、クラフトコンサートの前社長に、「大矢君、1週間に一度、チークオイルを塗布しなきゃ」って言われておりました。
週一は難しいですが、出来るだけメンテナンスをしていこうと思っておりますよ-
写真は、チークオイルを塗って蘇ったところです。
10年の経年変化で、また更に雰囲気が良くなってきました。
素晴らしい材料です。
本日は引渡しでした!
2021.08.20
完全に梅雨ですね。
こう長く雨降りだと、困りますね…。
写真は、本日、引渡しをさせて頂く平屋の住宅になります。
居間と繋がる土間空間は、いろんな使い勝手があるところが魅力的です。
子供の遊び場、物干し、植木の避難場所、来客スペースと、、、様々な用途と成り得る場所です。
昔の古民家にも必ずありましたが、今では絶滅危惧種的な空間。
設計事務所か古民家的な思考で施工させる工務店さんしか、作ってないでしょう。
衛生的にしておけば、全く問題ないんですけどね。
それから、島田工業高校の学生が夏休み返上で、建築コンペやアイデアコンペに挑んでおりました。
合計8名が教室で自身の課題と格闘しているということで、午後は少~しだけ応援に行ってきます
驚いたのは、建築コンペに挑むのが建築科の学生だけじゃなく情報電子科、都市工学科の学生も参加してるんですよ。
私も学生の時、運よく受賞して、未来が変わりました。
学生のピュアな目を見ながら、アイデアや思考を聞きたりすると昔を思い出します。
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